当店最高齢のカエデさんに乳腺腫瘍が見つかりました。
猫の場合、犬と違って80%が悪性だそうです。
お医者様にいろいろ話しを伺いました。
まず細胞検査。
パンチのようなもので細胞を採取して腫瘍の種類や悪性か良性かなどを調べます。
これが結構、負担になるようです。
また友人のワンちゃんが皮膚がんになった時、その検査で穴を開けたもののふさがらずそこを刺激したためそこから広がったという話しを聞きました。
そして、良性の場合はそのまま様子を見て悪性の場合は手術となるそうですが、現在、乳腺腫は小さいのがびっしりと点在しており、縦に走る乳腺にそって摘出していくわけですが、左右両方にあるのでお腹の皮が足りず、1方の乳腺を手術した後お腹の皮が伸びるのを待って、3ヶ月ほどして反対側の手術となるそうです。
首の下から後ろ足の付け根まで、かなりの手術で、カエデさんがこの2回の手術に耐え切れるか。
また、通院・入院・投薬などそのストレスは相当なものになると推測されます。
そして、お医者様には小さなものが点在してるので手術で取りきれる自信がないとも言われました。
先生の話では、この先転移しながら進行していくかもしれないし、このまま穏やかに過ごしてやって5年10年生きるかもしれないし全くの未知数だそうです。
先生の意見としては、10歳を超えてるのでこのまま穏やかに過ごさせてやり、腫瘍が外に出てきたら摘出なりの対処療法がいいのではないか とのことでした。
前のブリーダさんのところで、なかなか子猫が生まれない。生まれても1匹でそれも育たないと殺処分にされるところをウチで引き取ったカエデさん。
その後、妊娠しないのは子宮嚢腫が原因で、子猫が育たないのは前の飼い主が毛を刈るときに乳頭を切ってしまったのが原因と判明。
子宮摘出手術で、やっと穏やかな人生を手に入れたカエデさんです。
このまま穏やかな人生を送らせてやろうと思っております。
と、この話をよく来てくださる方にお話したところ、カエデさんのために光線療法の器械を持ってきてくださいました。
カエデさんも気持ちが良いのかじっとしております。
ストレスを与えないよう、いいと思われるものはどんどん試していこうと思います。
当店のネコさんを心配して下さるお客様に感謝。
本当にありがとうございます。
今後とも温かい目で見守ってやって下さいますようお願いいたします。
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