かねてより、病気療養中だったファービーちゃんですが、本日、出直しました。
皆さんに可愛がって頂き、温かく見守ってくださっておりましたファービーちゃん。
ペルシャの女の子・5歳でした。
彼女がうちに来てくれたのは、2015年のことでまだ営業始めて間もない頃でした。
もともと、頭蓋骨の変形が有り、永くは生きられないだろうとのことで「看取り」のつもりで、お迎えを決めました。
お兄ちゃんのナルト君と一緒に来てくれたファービーちゃん。元は「クロミちゃん」というお名前でしたが、この写真の頃、ファービー人形に似てることからファービーちゃんと呼ぶようになりました。
脳が欠損する「無頭症」から脳に水がたまる「水頭症」になり、お医者様には
「楽にしてあげたら?」といわれました。
しかし自力でご飯を食べようとする姿は「生きたい」と言ってるようで、
決心が着きませんでした。
手術はできないと言われてた水頭症も、脳内の水が眼球周辺から伝いだし、出てきた水が固まりかさぶたになり、目を塞いでしまいました。
自分でも気になるのか、かさぶたを手で取ろうとするので、引っ掻く度に、眼から出血を繰り返しますので、バイト君が、ミニどん兵衛の器で、小さいエリザベスカラーを作ってくれました。
脳の水が涸れた頃、かさぶたの奧で眼が動いてるのが確認できましたので、お医者様にお願いして、かさぶたを取ってもらいました。
このとき、長時間酸欠状態でしたので、視力は失いました。
セルフグルーミングができず、トイレもわからないため、体が汚れないよう短くカットしていました。
目が見えないためか、シャンプーではすごく怒っていたファービーちゃんですので、少しでもその回数を減らしてやるためです。
前足探り・髭さぐりで歩く姿は今でも目に浮かびます。
トイレに行きたくなったら、ぐるぐる回りだし、スタッフさんが慌ててトイレに連れて行ったり、落とし紙を取りにいって待ち構えたり。
嫌がらずに、ずっとファービーちゃんの下の世話をしてくれたスタッフに感謝です。
そして何より、目の前でトイレをするのに嫌がらず
「ファービーちゃん、出ましたよー」とお声掛け頂いてた、お客さまにも感謝です。
皆様に温かく見守って頂き、ファービーちゃんは幸せ者でした。
ゴールデンウィーク頃より、血尿が出てご飯を食べなくなったため、2階の個室へ。
専用のご飯を食べると、また元気になってご飯を食べるという繰り返しでした。
しかし体重はみるみる減っていき、500g減ったところで、覚悟はできていました。
それでも機嫌の良いときは、外に出たがりますので、店に下ろしてやったり。
先週は、店でもベッドから出てこようとしませんでした。
朝、覗いたときにはまだ寝ておりましたが、昼過ぎに覗いたときには、亡くなっておりました。
まるで眠ってるようなお顔でした。
いつも顔を舐めに行ってたトラさんが連れて行ったのかなと思ったり。
穏やかなお顔で、苦しんだ様子もなくホッとしました。
以上、生前可愛がって頂いた皆様に、お知らせする次第です。
どうもありがとうございました。
ファービーちゃんには、もう一度、人生を出直して欲しいと思います。
ファービーちゃん、いっぱいの思い出を、ありがとう。
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